脳梗塞 ワレンベルグな日々

ワレンベルグ(症候群)は脳梗塞の一種

後遺症1 ふらつき【WB01】

脳梗塞は、脳神経の障害なので、厄介だ。
完治がない、、と言っては言い過ぎか、
どこかで、折り合いつけて付き合っていくし
かない。

ずっと悩まされているのは、ふらつき。

発症当初は、上半身ごと、左に倒される症状
(回転性めまい)が続き、加えて頭が揺れると
吐き気をもよおすという、辛い症状だった。

寝ることすらままならず、頭と枕の位置でも
気持ち悪くなったりして、眠れないのだ。
相当厄介だった。 そこは克服したのだが、、 その吐き気がやや落ち着いてくるのは、
正月の三が日が明け、発症から1週過ぎ。
その後、少し眠りは落ち着いた。
(リハビリは1月2日には、早くも開始、)

リハビリの過程でも、めまい、ふらつき
との闘いであり、まず立ち上がり段階で
めまいが邪魔する。次に歩行器を使った
移動になった時は、そうでもないのだが、
自分の足でよちよち歩き始めた途端、
回転性のふらつき、左傾に悩まされる。

真っ直ぐ歩けず、何とか壁伝いで歩いたり
するしかなく、歯がゆい思いが続く。しかし
足腰に徐々に力がついてきて、体幹にも強さが
少し戻ってきた頃には、多少のふらつきにも
意識的に体が対処するようになっていった。
そしてその頃、転院となりリハビリのメニュー
が多岐になり、動きの課題が複雑高度化する。

歩くこと位は当たり前的なほど、いろんな動き
が与えられ、それをこなしながら、回復が進み、
体の緊張がほぼ抜けて歩ける様になってきて、
克服したかに見えたが、これがそうならない。
①真っ直ぐに歩いてるつもりが、4、5m毎
に微妙に左右に、ヨタヨタとしてしまう。
要は体のくせ、がついている。これは最初
のころ左倒れの体を踏ん張り、自然と身体が
右脚重心気味になって、さらに加えて
元々、ワレンベルグ左半身が失調で、歩く際
左腰から腿、臀部の、本来緊張すべき筋肉が
がそうならず弛緩気味で、腰骨も左がやや下
がっていること。こうなっている事が重なり、
外見では普通に歩いてる様に見えて、内部では
左が気持ち頼りなく、逆に右は少し庇う様に
筋肉が緊張過多気味になっているようだと、
リハビリ先生がいう。ぱっと見は分からない
し、元々そういう歩きだったかも知れない、
健常者でも完全対称な人は居ないということ
のようだが。。このくせはなかなか直らない。

もう一つ、こちらは脳で、最近のことだが
②朝の目覚めや立ち上がり直後の1歩目からの
フワフワ感、そしてフラつき。これが本物の
脳の後遺症であろう、頭の位置の動きに脳の
対応が後手、あるいは予測不能になってしまう
のだ。
当初は低血圧の影響かと思っていたが、血圧が
安定してきた今でも起こり、日によっては朝は
足元が危ういような強さの時もある。しばらく
立ったり動いているとこのフワフワは、ほぼ
気にならなくなる時もある。

このふらつきと今後しばらく付き合っていくこ
とになりそうという 折り合い が大事だ。
上記のように、歩くようになる、ことだけに限
ってもその過程でいろいろな経緯があり、でも
脳がうまく動いてくれないという事実。
これも運命だ。
拾った命だけど、大事に上手く生きていかないと。