脳梗塞 ワレンベルグな日々

ワレンベルグ(症候群)は脳梗塞の一種

感謝2 病院とスタッフ1【WB05】

脳梗塞での約4ヶ月の療養、リハビリ生活を経て、
ほぼほぼ普通の生活に戻れたのは、感謝すべき人々
のおかげだ。 
特に、このコロナ禍の大晦日年明けに
救急で入った急性期の救急病院と、リレーした
回復期のリハビリ病院。二つの医院それぞれの
病院関係者の医師、看護師、
そしてリハビリチームの三銃士、
言語聴覚士ST (嚥下障害、飲み込みの回復)
理学療法士PT(主に歩行やバランス運動能力)
作業療法士OT(仕事で使う心身能力、運転も)
の方々には大変お世話になり、感謝の気持ち
を入院時の状況と合わせて。 ②急性期病院、医師、看護師

2022年大晦日、朝、急性期の救急病院。脳梗塞
入院の自分は、コロナ罹患後の待機明けだったが、
病院の規則により、コロナ隔離の減圧特別個室に
てベッドに横たわり、吐き気や眩暈の洗礼から。
重篤化リスクもあった為、多くの管や機器が付き、
24時間監視で、防護服のコロナ対応の専属看護師の
方が大晦日、元旦、2日ときちんと付いてくれ、窮地
を乗り切った。
その後、一般外科に移り、コロナ対応からは脱して、
脳梗塞の療養が本格化する。担当医の先生は毎朝様子
を観に来られ、数名の看護師が交代で、転院の日まで
約40日弱の急性期を見守ってくれる。

突発性高熱を発した夜中もあり、症状は安定しない中、
栄養摂取は点滴の世話から始まり、程なく経管流動食
に切り代わる、そして排泄対応…思い出すだけで辛い。

尿の方は、コロナ部屋でバルーンが装着され、管は煩
わしいがいつでも出せた。しかし大の方は早々に便秘
となり、モヤモヤとなる。若い担当看護婦さんが楽し
そう?に、お通じはまだ?座薬を入れましょう!と。
その頃は便意もなくいきむことも出来ず。為す術なく
介護パンツ中で漏らし、恥ずかしいナースコール。
この不始末も明るく処理されてしまい、逆に奮(糞)起
し、この後調剤等で排便調節できたり、バルーンも
上手く卒業でき、看護師さんのお陰で排泄問題を早々
に乗り越えられた。これは精神的に相当大きかった。

寝たきりの、何もできない状態、そこから一つ一つ、
出来るを増やしていく。その応対一つで入院生活が
前向きにもなり、回復の勢いになると感じた。

③急性期病院 理学療法士PT、ST、OT

急性期病院では、もう一つ、PTさんが、本当に神。
信念で必死に歩けるようしてくれた。最初は勿論、
立てない。気力も元気もない、身なりも髭が伸びて
小汚い仙人のような私。「髭をサッパリしましょう」
と、車椅子に乗せ、手洗い場までつれて行った。
サッパリし鏡をみたら、何故か気持ちが変わった、
このまま屍ではいかんな、となったのだから不思議。

そして、歩きが出来始めた頃にも出来事があり、
同じ階で不幸にも院内感染が起こり、2週間ほど、
病棟階が閉鎖隔離されリハビリに出れなくなった。
この時もPTさんが、普通は、なすべなく放置だが、
個室まで毎日来てくれた。曰く、大晦日に罹患
していて、罹るリスクは相当低いからね!と笑う。
個室は狭いが、そこで出来る訓練メニューを実施し
続けてくれた。早い段階で自立で歩けるようになり
PTさんが拘った、トイレへの看護師の移動介助の
不要が早々に実現できた、心の余裕ができた。

急性期ではST、PT、OTがほぼ専任。STさんは、
嚥下の訓練を辛抱強く1日2回してくれ、OTさんは
腕指の所作確認をしながら、愉快な話をしてくれ、
心理セラピーのように、入院患者が抱える不安に
時に寄り添い、安心を与えてくれたのだった。