脳梗塞 ワレンベルグな日々

ワレンベルグ(症候群)は脳梗塞の一種

退院して1ヶ月、次へ【WB11】

25日(木)は、退院1ヶ月後の経過観察。1ヶ月ぶりリハビリ病院の再訪、先生との面談だった。
結論、特に問題は無し、約1か月後にもう一度経過観察した後、早ければ来月末の鹿児島への移動について今後進めていくことにした。
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午前10時からの予約、朝9時には自宅を車で出発。30分ほどの距離だが、運転直後はふらついたりするので時間に余裕を持って行く。
ほぼ予約通りで、外来で経過面談、雑談をして30分後には支払いを終える。ここで1ヶ月分の薬が出されるはずだが、手違いがあり貰い忘れ、いったん帰路についたが午後から再度受付に取りに行った(先生にいろいろ伝えて、問題ないということで一安心したせいか、自分もボケていた)、いや通院帰りの寄り道のことをつい考えて、、(笑)。平日の昼間、世間はみな働いている中での久しぶりな独り自由な時間に罪悪感少し。
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まずは昼飯。再訪、日乃屋カレー!。
今回はチキンカレー。体重管理を言われている病人はカツなどの揚げ物を食らっては という罪悪感を 気持ち 薄めたか。でもこのほろっとしたチキンカレー、旨い。自由に食べられる喜びを味わう。
あとは、ハードオフに行き、その後、隣の市のパン屋などにも少し足を伸ばして立ち寄りつつ、駆け足だがプチ自由を愉しみ、家に帰る。たまのドライブ、退院してから1ヶ月、未だ療養中だが、生活復帰には運転も不可欠であり、少し試してみたかった。
ある程度な時間、距離を運転したが、そこまで疲れなかった。少し運転も慣れてきた事も感じる。

1ヶ月実家過ごして、目に見える改善はそう多くないが病院を出ると「接点」が増える。些細ではあるけど出来ることが増え、不完全ながら生活のなかで小さな愉しみとの接点、いっぽう、請求書もやってくる、市県民税の請求(の督促)。給与天引きされていて気が付かない、その給与は3月末に退職でゼロ、給与がないから支払いがないわけで無く、郵送で依頼がやってくる(苦笑)。納税は義務だから当然とは言え(泣き面に蜂?)、云い方変えれば、地域・社会との接点、、そう考えると、納めることの大事さも分かるし、元々郷土への恩返しでUターンしてきたのだったと我に返る。

さて、先生からは、普段の生活で何か問題は無いか?ということだったので、寝食は問題ない(時に食べ物が喉にひっつく時もある)が、フラつきは入院時からそんなに改善してない、顔左の痺れと右脚の痺れが退院後に顕著という話をしたところ、その症状は退院してしばらくしてから強くでる人もいて、ビタミン剤など出してるケースもある、基本はすぐには治らないものだよとのこと。要は、脳の誤信号であるのでなるべく気にしないほうがいいとのこと。なるほど。
あとは、鹿児島での主治医とかかりつけをどうしようかという話と次回面談が最後という話だったが、先生が紹介状を書いて下さると言うことで、こちらで病院を決めるということになる。
この打ち合わせ結果を受け、再引越の準備を一歩ずつ進めていくことになるだろう、6月末目標で。

話は、横道に逸れるのだが、、
ハードオフでは、入れ替えたテレビ用のHDD(1テラ¥4400)とiMac用外付けDVD(¥1100)いずれもUSB駆動を購入する。買い物も嬉しい、中古がいい。
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(入院中に妹から譲り受けた4kの55インチ有期EL)前のテレビとは違い、あまりの迫力と高画質にマルが釘付けになるくらい。猫の番組を録画してあげようと安いHDDを探していた。

マルは、退院後(4ヶ月の入院後)一晩だけは私の部屋で寝て、布団にも入ってきたのだが、大人(4月で二歳)になったせいか、一人で隣の部屋で寝るか、二階が暑さ寒さが大きいときは一階の居間で寝るようになった。でも、マルは人嫌いになったわけでなく、私を含めて家族にすんごく馴れて、かわいい盛りである。
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食欲旺盛で、快食快便快眠。なので最近はあまり手がかからない上に、マルは居てくれるだけで癒しのペットであり家族。あと少しで離ればなれになるのは残念だ。

ペットと言えば、イグアナがペットとして出てくる映画版『ツレ鬱』を録画してみたのだが、すんごく良くて涙が出てしまう。文庫ではだいぶ前に読んでいたが、映画で泣けるとは思わなかった。

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頑張ってしまいうつ病になってしまう、真面目を絵に描いたような夫を堺雅人が好演し、支え励ます前向き(勝ち気?)な可愛い嫁を宮崎あおいが演じるのだが、(堺の)演技がいいせいか、とちゅう感情移入してしまう。

最近読んだ本にあった、脳梗塞による本人およびその家族の不幸などを思うに、やはり脳梗塞も心の病気と直結しているので、療養時の共通項がたくさんある。
病気を(腫れ物のように周囲も)特別扱いせず、心の病気(になっているかもと)と認めて寄り添い、(すぐに治らないからと)焦らず諦めず、出来ることに喜びを見い出し(出来る出来ないことを分けて)、出来ないことに負い目を感じず、周りや社会に頼る(孤立しない)。
ということを考えたときに、(映画のように)「がんばらない」を合言葉に、夫婦が寄り添って支え合うというのは理想だと思える、そんな映画、いろいろ考えさせられた。

病気になってから 色々迷惑をかけながら助けられながら自分は生きている、その事で抱える罪悪感や将来の不安も含めてどこかで折り合いを付けつつ、夫婦で暮らしていく。大義や理想を追う生き方もあったが、これからは回復を見つめ、よりシンプルに柔軟な(頑張らない)生き方になるだろう。