脳梗塞 ワレンベルグな日々

ワレンベルグ(症候群)は脳梗塞の一種

引越しその後ー①転入届

フェリーで鹿児島入りした日から4,5日ずっと雨。それもかなり激しく。
引越に関する転入手続きを到着から数日遅れで市役所の分所で行った。「晴れて」鹿児島県民に再登録。
フェリーで運んだマイカーは、雨続きで出番がなかったが、久しぶりのエンジン始動! 400キロをフル加重で激走し、荷下ろし後は初ドライブとなる。
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 7月に入り梅雨時で当然とは言えほぼ日本全土に大雨を降らせ、局所的には災害をまた引き起こした雨は、ここ南九州にも特に厳しく長く降り続いている。土曜日に着いた日は大雨、明けて月曜火曜も雨、仕事に出かける嫁さんを朝、家から見送ったあとは、荷解きとリハビリ運動がてら家の中の掃除、特に障子の桟とか風呂場の天井とか普段手の届かないところ、に精を出す。掃除くらいしないとバチが当たるというよりは大雨、出かける気も失せる。
 転入届の日は、大雨の峠のひとヤマ過ぎたあたり。小雨の当日は嫁さんの休みに合わせて、土地勘ある嫁さんの運転で9時過ぎに自宅を出発。転出の届けは、マイナポータルで、スマホ完結で終わったが、転入は役所に出向かないといけない。手続きの日は、嫁さん同伴であり転出登録時にスマホで予約した日であったこともあり、手続き自体は割とスムーズであった(あまり前例のないケースらしい)。

 転入だが今回、嫁さんが世帯主である今の家に、私が入る(世帯主を変更せずに)カタチにした。
世帯主変更を伴わない登録にした理由は、それが一番手続き的には手っ取り早い?かなということであった。しかし夫婦が同一世帯になる場合は、慣例的に夫が世帯主となる場合がほとんど(一年以上単身赴任した夫が元家に戻ってくるケースなど)なので異例のようだ。役所のほうでもいちおう問題ないか確認してくれた、世帯主はどちらでもよく(嫁が世帯主であることのメリットデメリットは特になく)変更はいつでも出来るとのことであった。

 今は嫁さんの働きで(生計が)成り立っている家だし、自分的には(自分が勤めに出て幾らかでも稼ぎがでて初めて)世帯主に「晴れて」なれるという日が来るというカタチに拘ってもいいかなと私。
改めて書くまでもなく、ここでのミッションは、病気療養が主であるが、最終目的は、働けるようになること(働いて家族や社会のためになること)であり、働けるような体に回復するために、嫁さんの目が届くこの鹿児島に再び、この片田舎の住処に移ってきた私。

 病気の方だが、この日は調子が悪かった。移動中のワゴンRの助手席でけっこう酔いそうになる、クルマに4日間乗ってないせいだろうか。田舎の山道を嫁さんが、馴れた道よろしく「ここは近道だからね」とか「左から大型車に注意ね」とかテキパキと運転しながら随時、情報を伝えてくるのだが、流れる景色を見ているだけで私は目が回りそう、さらに会話の情報処理、記憶しようとすると全く頭が回らず、相づちすら辛く最後には「いま話されても聞き流すからね」と嫁さんにいうしかない私、情けない。数日前、富山から大阪南港までの長距離を高速で、交代で運転したときは何ともなかったのだが。。思い起こせば、富山に居る時はほぼ毎日、母を連れて近くのスーパーへ連れて行き、スーパー内の商品を見て歩いた。このルーティンが実はいい運動(訓練)になっていたのかもしれない(降車時のフラつきは多少あったが運転中の酔いの症状はなかった)。このあたりが、脳の病気のややこしいところだなぁと感じる。回復まで時間はかかりそうだ。

役所の手続きの後、警察署で免許証の住所欄の変更(裏書き)をしてもらい、ついでに近くのスーパでの買い物を済ませるとお昼近くになっていた。雨はほぼ止んでいた。今日は軽く外食しようということになって、すこし元気になる(都合のイイ脳)。
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目に付いた台湾(中華)食堂にふらっと、安い単品の塩ラーメンと中華丼を二人でシェアする。
塩ラーメンはあっさりかつ深みのあるスープが旨くて驚き。中華丼も九州の味付け(じぶんはどうも北陸の塩気の効いた味付けよりは甘口醤油の味付けが好み)で抜群だった。初めて行った地元の地味目な店。平日の昼だが、地元の労働者や家族連れでほぼ満席、こうなるのも頷ける味である。
そこの売りは安くてボリュームのあるラーメン定食などだが、食事制限の私にはかなり多すぎると思っての単品シェアだったが、しかしこの中華丼も二人前くらいの量だった(旨すぎて残すのは忍びなく二人で完食)。

店をあとにし、家に戻るときは霧雨が再び。またしばらく降りそうだ。
そんなこんなの正式鹿児島県民の再登録日だった。