脳梗塞 ワレンベルグな日々

ワレンベルグ(症候群)は脳梗塞の一種

大阪南港フェリー鹿児島行き、片道切符、人生の岐路

30日、9時 富山の実家を出発。15時過ぎに大阪南港フェリーターミナル着。約400キロの高速自動車道および国道を交代で運転。初の近畿ドライブでもある。一番の難所、大阪も二人で何とか。
5D3CC102-AE8B-4E61-913A-3ADFD62F965C_1_105_c
出航は17:55で乗船手続きを先に済ませて、ワゴンR内で待機する。初の大阪ー鹿児島フェリー。
船内で一泊して、朝8:55には志布志港に着く。そこから家まではクルマで15分ほど。
ワゴンRには、夢と希望、嫁さん、、
そしてスノータイヤ4本、リモワに守られたiMac、段ボールに入れられたcanonプリンター、一眼一式、シャープの除湿プラクラ、その他荷物を満載し、(非改造の)しゃこたん仕様である。
今回クルマを鹿児島に運ぶという必要性をまず検討。結論、陸送委託をせず、自走(そして安全をみてフェリー)を決定。宅配で事前に、厳選し二回に分けてクルマに積まない嵩張る荷物を効率的に先送りしていた。そして(予定では)クルマに積むべき荷物と共に旅するように移動する、そのメリットを最大化、、のはずだったが、前日、あれこれと荷物が増え重量も増した、まぁ予定通りには行かない。

二人での盆正月のこれまでの富山-鹿児島移動は、JRの一気通貫がほぼデフォだった。かつてはJRと飛行機との組み合わせ+親父が入院してから富山での足が要るようになり最近まで石川でのレンタカーもあった。会社勤めでは、船で一泊というのが日程的に勿体ない感じもあった。なので船+クルマでの移動を一度は体験してみたかったというのもあった。
…思い起こせば約3年前、鹿児島から一人で富山にUターンしたときは、荷物は日通の単身パック(荷物が多く自転車などもあってけっこう費用がかかった)で一括先送りし、その分の節約で、LCCで名古屋に飛び富山まで高速バスで独り故郷の実家へ。そして人生は思うようには行かず、3年後のいま、状況が変わり、鹿児島にクルマと船で二人で帰ることになった、いずれも片道切符、人生の岐路ふたたび。

主役となる軽の非ターボ車だが、北陸自動車道名神ではノンストレス、安定して90kmで巡航、お天気は幸か不幸か曇り空で、エアコンが抑えられエンジン負荷が小さいことは幸い。荷加重があったはずだが、平均燃費23km/Lでガソリン消費は、メータ読みで約半分を少し超えた辺りで南港に到着。高速代は8000円程。

大阪?エリアの国道1号に入った辺りから、ナビの誘導(音声)に違和感があり、私がiPadと印刷済み経路図でナビを補足しながら焦らず。途中渋滞もあり、約6時間ちょっとで無事到着。ほんとうにお疲れ様!一人の運転(クルマのナビ頼み)だけだと厳しかったと思う、嫁さんが居て良かった。運転は交代で、かつ後半の要所では無理せず自分が支援側に回っての移動が結果的には良かった。
事前の経路の下調べ(南港付近の有料道のアップデート情報や経路全体の把握)そして、現場では、強力なiPadのナビ!に助けられたり、とクルマのナビ頼みでは危ない場面もあった。ふたり、力を合わせることがこの日から始まっていた。

フェリーターミナルで、乗船手続きし料金(スーペリア二人、軽自動車一台で約5万7千円、二人だけなら半分以下)をカード決裁し乗船時間までの小一時間ゆったりと。時間通り、案内係員の誘導に従いクルマを船内に自走し、必要な荷物だけを持って部屋に入れば、後はホテルと同じ。

部屋は、いちおう鍵付きの個室で一番安い、窓なしの船内中心寄りの部屋。シャワー、トイレ、テレビ完備。ベッドは2つだが、1つはソファーベッドで幅が少し狭いが寝心地はビジネスHよりずっとまし。
洋上に出ると、携帯は圏外。いちおう船内wifiはあるが、部屋の位置(船の中心軸に近い)のせいか、あまり使えたモノではない。テレビはBSも見れるのでテレビを見ながら横になってのんびり移動も悪くない。

懸念していた揺れ(船酔い)は、その部屋位置が良かったようで気になるほどでは無かったが、翌朝の南九州近傍では、波もシケていて立つと揺れをけっこう感じる。(念の為酔い止めは服用していた。)

夕食は、船内のバイキング。バイキングなんて何年ぶりだろう、しかも嫁さんと差し向かいで。
8688ED38-3A73-4EED-8F4E-89CF7697AA72_1_105_c
1800円/一人、カレーや炊き込みご飯もあり普通に美味しい、この後ケーキやアイスなども食べた。「もう何でも食べれるねぇ」と目を細めて喜ぶ嫁さんとの時間、つい(昔のように)食べ過ぎる悪い癖の自分に戻る、カロリー制限中だが今日ばかりは。。それほど混まずにゆるりと過ごせた。ビュッフェはほとんど揺れなかった。
小さな子供連れ、家族連れとかは、持ち込みで部屋食かな? ビュッフェ手前のリラックススペースでは、ビールとつまみで楽しむソロ達もいて、自由な(大人な)感じ。酔っ払って騒ぐ人も居ず静かに船旅に馴れた比較的高齢の方が多い。ビュッフェは外国観光客(中国か台湾?)が半分くらい占めているような感じ。ちなみに朝には着いてしまうので、自分らは朝はビュッフェでなく持ち込みの菓子パンで部屋食でゆっくり。

運転疲れでぐっすり眠った翌朝は、予定通りの8:55着岸。しかし、私のクルマが九州に上陸したのは、下船順番があり10時過ぎくらい。フェリー内部から下界にでた瞬間、外は大嵐。叩きつけるような雨、私の鹿児島入りがまさか神の逆鱗に触れたかのような感じである(これを書いている4日の昼まで、ずっと激しい雨が止まない)。

船着き場から家までは直線で15分くらいだが、、嫁さんがスーパーに立ち寄り、買い物、ずぶ濡れその1。そして、嫁さん実家に立ち寄りご挨拶、ずぶ濡れその2、で家に戻ったのは11時、人生の岐路でもあった初のフェリー旅はこうして無事に二人と荷物を運んで終わった。