脳梗塞 ワレンベルグな日々

ワレンベルグ(症候群)は脳梗塞の一種

白くま号に乗れること、

散髪と図書館、ハロワークとパン屋に 南国 白クマ号で。FB8DCE04-1237-469D-8B92-5B0154489870_1_105_c
富山からの便り。梅雨明けで、クマは居ないが虎柄の毛皮をきたマルには厳しい季節だそう。相変わらず寝てばかりらしいが。  平日のとある日、一日で4つのことを済ませようと朝から張り切り気味である、もちろんクルマである。午前中は志布志市内。
10時前に、まず志布志市海側の散髪、初めてだ。その後、1キロ少し山道を登って、借りた本を返しに図書館、2週間ぶりだ。

 散髪は、富山で常連だった1500円カットのチェーン店が、隣市の鹿屋にあることは調べがついていたが、敢えてローカルな美容院、しかもカットだけなら1000円という安さに釣られて。行ってみるとまずは入場整理機で発券。待つこと10分ほどで自分の番号が呼ばれ、どうされますかー2ヶ月ほど経ってんだけど…というアバウトなやり取りのあとカットは女性の美容師が手際よく。そう、本格的な美容院でカットされるのは何十年ぶりだろうか。15分ほどで終了(かみさん曰く、アラいいじゃない!あなたの頭は大きくて髪の毛も癖毛だけど上手く切ってあるとのこと)。予約も要らないし次からはたぶんここだ。
 その美容院を含め、小さなショッピングゾーンの中の100均で、自転車の錆落とし用のブラシ、溶剤、手袋、自室トレーニング用のノンスリップマット、消毒用アルコールなどを買う。ちなみにスーパーもあるので生活のだいたいの用がこの辺りで済ませられる、家から10キロ程離れている。
 その後、市の図書館。約60Mほど急峻な登りの高台にある。まず受付で借りた本を返却(当日が返却期限日だった)し、次借りる本を物色。2回目なのですこしだけ慣れてる。
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雑誌のバックナンバーが借りれることを知り、Tarzanの運動関係を2冊、原田マハ氏の2冊、瀬尾まいこ氏の本2冊(初チャレンジ)と 料理ムック一冊、鹿児島に縁の有るタニアさん(母方がドイツ)の本2冊を借りた。慣れたとはいえ、一気に9冊、大胆な新参者である。
一度に10冊までは借りれる(2週間で読み切れるかどうかだが)。そんな私にも図書館の人は皆親切でタニアさんの本を一緒に探してくれた、とても居心地いい。お昼になり名残惜しくも自宅へクルマを走らす。

 食パンに野菜をはさんだ昼食と珈琲をそこそこに、再び白クマ号出発。
後半戦は少し距離のある隣町まで。自宅から10数キロちょい離れていて2,3の谷越えの山道を、非ターボ軽の白クマ号がいく。700kg程の車体に電動アシストを加えても50馬力そこそこ、でもエンジン出力に加え下りで蓄えた電気を回して登りをすいすい、実用的でエコな奴である。

 まずはお気に入りのパン屋さんで予約のバゲット、ここのバゲットにやみつきである。
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電話で事前に予約(バゲット)していくのだが、生憎売り切れで、ミニバゲットしかないとのことであったが無事ゲット。そして、前回食べて美味しかったプレッツェル、仏独の黄金コンビである。
 その後、ハローワークへ、パン屋からさらに約4キロほど、また山道である。前回訪問したときの書類不備があり、前勤め先から送って貰った書類を出しに行ったのである。郵送でも良かったのだが、就職情報などを貰いに直接足を運んだ。書類の方はこれで問題なく、あとは希望職種とか病気の回復の状況を見てまた相談であるが、しばらくは訪問しなくてもよさそうで、自宅でオンラインの職探し中心になる。

 さて、20キロ弱の山道を自宅までとって返す。やはり速いスピードのアップダウンのある道は、脳に来る、自宅に着いた後は、午前中からの用事でお昼休憩もそこそこだったので、しばらくフラつきが取れない感じである。すこし休む。3時前から30分ほど。
 自転車の錆取りをしようと起き、外で格闘? 運動かねてである。無理はいけないが多少汗をかくことの日々の地道な積み重ねが体力回復に効くと信じつつ。運動と言ってもCRCや錆取り剤をつけ、買ってきたワイヤブラシでごしごし擦る位。最初はなかなか変化なかったが徐々にサビが取れてきて、ところどころ地金が露出してきて嬉しくなる。2時間弱ほど格闘しているところへ、嫁さんが仕事から帰ってくる。おつかれさん。
満足げに錆取りした自転車を見せたが、反応薄く家に着替えに入り、庭の草花の世話に忙しい。どうでもいい錆取りに何時間も掛ける暇人に構ってられないのも無理はない。

 さて、体がいうこと叶わないその暇人の私、独りでこなせる用事が増えてきたのは有難いことだが、いっぽうクルマによるフラつき等の後遺症はこのところ余り改善されない。できれば一日おきぐらいに短い距離でもクルマを動かした方が(脳には)いいかもしれないので、用事以外にもいろいろ探検していきたいところである。
でもホント、発症後に免許が再認定されてよかった、可能性が広がっているから。この軽自動車がもし脳梗塞で乗れなかったとしたらこの田舎では出来ることがかなり限られる、生活パターンが180度変わっていただろう。いまこうしてあること全てに日々感謝である。